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アンカー 1
・簡易評価基板
一般的な高放熱基板(メタルコアー)基を作製し実装を行う場合下図のような構造になる。
チップや、その他の材料を比較評価使用とした場合、基板設計から行うのは時間も費用も
必要になる。要素実験用として(1)(2)のような簡易な構造でも評価に使用できる。
(1)上面2電極の場合
裏面が絶縁されてた、GaN、Si、サファイヤなどのチップについては、金属板にダイレクトに接着、電極間をワイヤーでつなぎ回路構成できる。
(2)上下電極の場合
裏面が絶縁されていないチップの場合、AlNなどのサブマウントで絶縁しワイヤーボンドでチップ間を繋ぎ回路構成する。
・樹脂塗布方法
・簡易硫化比較実験
銀材料は、硫黄によって硫化し変色します。
封止材などの硫黄ガス透過性の比較実験を行う方法を紹介します。
広口瓶に硫黄粉末を入れ、ヒータ台の上にのせ140程度まで加熱する。(下図1)
広口ビン温度(≒80℃)
パイロットフレームの変色度合を見ながら、硫黄ガスの状態を観察。
パイロットフレームが(下記2)の様変色した段階で、テスト対象物を取出し
硫化状態を比較する。
アンカー 2
●原理、原則
硫化銀の色
森山知己氏のHPより
硫化銀の多彩な変化
http://plus.harenet.ne.jp/~tomoki/newcon/news/2011/112301/index.html
銀、硫黄の反応
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より
銀を放置すると黒変するのは、空気中の硫化水素と反応し、硫化銀(I)が生じるからである。
H2S+ 2Ag -> Ag2S\ + H2
また、硫黄の蒸気に銀を接触させると硫化銀(I)が生じる。
Ag+ S -> Ag2S
●規格
日本工業規格 環境試験方法−電気・電子
JIS C0092-1993 (IEC68-2-43 : 1976)
電気・電子?接点及び接続部の硫化水素試験方法
Basic environmental testing
https://kikakurui.com/c60/C60068-2-43-1993-01.html
●試験機関
日鉄テクノロジー株式会社
https://www.nstec.nipponsteel.com/technology/corrosion/corrosion12/corrosion1203/
OKIエンジニアリング
https://www.oeg.co.jp/Rel/Gascorrosion.html
JFEテクノリサーチ株式会社
https://www.jfe-tec.co.jp/tech-consul/fushoku20-02.html
・樹脂塗布方法
アンカー 3
ワイヤーボンド品に直接樹脂塗布行うためには、樹脂の粘度、チクソ性により樹脂塗布方法を変える必要があります。
高価な装置を使用して安定させる方法もありますが、少量の生産、要素実験レベルでも安定して塗布する方法を示します。
(1)高チクソ性樹脂対応
高チクソ性の樹脂は、ポティング後ノズルを上げる時に樹脂が糸引きをする。
糸引き量が一定せず、塗布量が不安定になる。
ノズル径を大きめに取りノズル上昇スピードを上げることで糸引きを安定化させる。
(2)低粘度樹脂対応
低粘度樹脂は糸引きは無いかが、針先に樹脂が玉状に付着し塗布量が一定にならない。
樹脂先端が基板面に当たらない場合、ポティングてきない。
針先端を斜め切断することで、樹脂を基板に付着させ、針先端から引きはがす。
(3)広範囲塗布①
ワイヤーボンド済基板に広範囲に低粘度の樹脂(溶剤希釈樹脂)を塗布する場合、刷毛でワイヤーへ塗布する。
ワイヤーの流れに沿って刷毛を動かす必要がある。
ワイヤー倒れに気を付けて作業。
熟練が必要。
(4)広範囲塗布②
(3)の変形判で霧吹きで低粘度の樹脂を塗布する。霧の粒子を一定にする必要があるが、刷毛塗のような熟練の必要性がない。
(5)ゴム刷毛塗布
低粘度の樹脂塗布の対応ゴム製の刷毛作製
針先に取付ワイヤーに基板にタッチするようにして樹脂ディスペンス。
アンカー 4
・特性マッピングウエハー品の評価サンプル
ウエハー内の特性分布を評価しようとした場合、その位置と組み立てた後の特性を1個づつトレースできるようにする必要がある。
測定用サンプルに下記のようなアドレスを表記して評価用サンプルを作製するイメージを示します。
左図のようなウエハーをチップ単体で電気特性や、
光学特性(フォトルミネッセンスなど)の評価。
チップのアドレスをX-Y座標値で決定。
Y
↑
→ X
評価用サンプルの裏面に上記アドレスをマーキング
針で左図のようにケガク
高チクソ性の樹脂は、ポティング後ノズルを上げる時に樹脂が糸引きをする。
糸引き量が一定せず、塗布量が不安定になる。
ノズル径を大きめに取りノズル上昇スピードを上げることで糸引きを安定化させる。
アンカー 5
・過渡熱分析原理イメージ
熱伝動状態の測定方法としての過渡熱分析原理のイメージ示します。
アンカー 6
・近日追加してまいります。
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